j phone norika fujiwara
【第2章】

ソフトバンクの前の名前知ってる?

「インディペンデンス・デイ」を知ってからの一ヶ月、筆者の周りはいわゆる「格安スマホ(MVNO)への乗り換え(MNP)」に関する話題で溢れかえっていた。

いや、それは今も続いている。

そこで気づいたことは、『自分がまったくもって無知である』こと、そして『あまりにも情報が多過ぎる』ということであった。 

浮気ゼロの携帯&スマホ人生

自分の契約期間終了を知ることを「神の啓示」とまで感じてしまうのだから、裏を返せば、いかに今まで盲目的に契約を更新していたかが分かるというものだ。

 

筆者は現在のソフトバンクとの契約に至るまで、一度もキャリアを変更したことがない。

ただ、キャリアの方はその名称がコロコロと変わった。

 

J-PHONE(ジェイフォン)

vodafone(ボーダフォン)

softbank(ソフトバンク)

という具合だ。

 

そのあたりの変遷は、こちらのサイトに詳しい。

■携帯電話ブランド変遷史
http://hp.vector.co.jp/authors/VA020302/html/cellular.html#cellular_jphone

ドラ〇エ風の日本地図を使って詳しく説明してくれているのだが、正直、「分かったような分からないような…」という感想を抱く方が多いかもしれない。

それだけ混沌としていた、ということなのだろう。
当時はよく分からずに契約を更新し、一度も浮気をせずに現在のソフトバンクとの契約を続けていたのだ。

ちなみに、ソフトバンクがvodafone(ボーダフォン)を買収して携帯電話市場に参入したのは、2006年のことだ。

 

Softbank

出典:http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0603/17/news075.html

 

奇しくも同年は、前項で書いたように、「MNP」という制度が実施された年。

「えー、また契約先の会社名が変わるの? やれやれだぜ」とつぶやいたことを今でも覚えている。

君は「J-PHONE(ジェイフォン)」を知っているか?

「あー、そういえば『ジェイフォン』ってあったなー」という方も多いのではないだろうか。

正直、当時の記憶はほとんど(いや、まったく)無いのだが、藤原紀香さんがたくさんCMに登場していたようだ。

j phone norika fujiwara

出典:https://ameblo.jp/norika-fujiwara628/entry-11944696228.html

 

■J-PHONE Skywalker 藤原紀香 CM

 

思わず「同女史のこれまでも、ジェイフォンの変遷よろしく紆余曲折だったな…」と、熱いものがこみ上げてくるのを感じた…。

 

…というのは嘘だが、とにかく! 筆者は一度も浮気をすることなく、現在に至っている。

 

ちなみに、自宅にはvodafone(ボーダフォン)時代に使っていたガラケーが複数残っていた。

 

Phone

 

 

向かって右からSHARP(シャープ)、Toshiba(東芝)、NEC製だ。

 

スティーブ・ジョブズ氏がiphone(アイフォン)という黒船を業界に送り込むはるか前の製品たち。
久しぶりに手に取ってみると、その重量感や驚くほど小さな画面に強烈なノスタルジーを感じずにはおれない。

真ん中の黒いガラケーは、画面が回る優れもので、得意げにクルクルさせていたな…(遠い目)。 

格安スマホの市場シェアって…そんなのモンなの?

冒頭で『MNPに関する情報が多過ぎる』と書いた。

それは、ネットで「MNP」でググれば尋常でない量の検索結果が弾き出される上に、写真のような雑誌まで購入してしまっているからだ。

 

Book

 

少しだけ大きな本屋を見回ってみて欲しい。

こうした「格安スマホへのMNP」を推進する雑誌・書籍のなんと多いことか!

筆者も改めて驚いた次第だ。

やはり、時代は格安スマホへのMNPなのだ!

 

などと、少しだけ偉そうに時代を語っていた矢先に、このようなニュースが飛び込んできた。

 

■格安スマホへの回線開放、携帯大手グループも
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170703-OYT1T50001.html

記事では

格安スマホは、月額料金を大手の半額以下に設定する例も目立つが、シェア(市場占有率)は1割程度で、一段の競争活性化が課題となっている。

という報道がなされていた。

 

え? 1割程度?

普及率はその程度なの…?

筆者がMNPしなかった理由

今では格安スマホに関する情報が溢れ、テレビでは「UQモバイル」や「Y!モバイル」などのCMが盛んに流されている。

 

■UQモバイルCMまとめ

 

■【ふてニャン】 Y!モバイルCM大全集 【2016版】

 

■20篇 桐谷美玲 CM Y mobile ワイモバイル 2016-2017

 

しかし、格安スマホはドコモ・au・ソフトバンクというメガキャリアの牙城を崩すまでには至っていないようだ。

何故か。

それは、これまでソフトバンクとの契約を盲目的に継続してきた筆者が一番分かっている…つもりだ。

ザックリではあるが、以下のような理由(というか感情)のせいではないだろうか。

  • めんどうくさい
  • タイミングが分からない
  • よく分からない
  • なんか怖い
  • 店舗がないから色々と聞けない

そして、なにより、とにかく「安さ」を前面に押しだしている格安スマホに対し、「安かろう悪かろう」というイメージがあることが大きいような気がする。

なにせ、名前が「格安」スマホなのだ。

 

上記の雑誌にいくら「スマホの料金が1/4になる!!」と書かれても、「それ相応のデメリットがあるんでしょ?」と考えるのが普通の思考と言えるだろう。

まとめ

これまでは携帯電話会社の都合で契約先がコロコロと変わってきたが、今回のMNPでは初めて自分の意志で契約相手を変えるのだ!

第3章に続く

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